タイスペ9月号のお知らせ

本日発売のまんがタイムスペシャルに『踊る!アントワネットさま』27話6P載ってます。

前回ロベスピエールに貸してもらった本がきっかけで、
とあるなにかを探すマリーがメインです。
アントワネットの図書室に行ったり、貸本屋を訪れたり…

マリーの探し物は見つかるのでしょうか?

ここ数回はちょっとずつマリー自身の変化が見られる回になっています。
また、先月号と合わせて読んで頂けるとロベスピエールとルソー公の対照さなどが見えて
より一層楽しんで頂けるかな…と思います。よろしくお願いします。

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以下は今回の舞台についての豆知識です。

今回登場した貸本屋(Cabinet de lecture)について漫画で詳しく描けなかったのでちょっと補足。
18世紀後半はまだまだ本が高価な時代だったので、上流の貴族や裕福な層以外の市民が本を読んだり情報を得るために貸本屋がぽつぽつと登場し始めました。今のまんが喫茶の様に本を読むスペースも店内にあって、お金を払ってそこで読むか、期限付きで借りるかしていたそうです。

貸本屋にも2種類あり、上記の様に読書スペースが併設され、顧客同士で議論を交わしたり情報交換をすることも可能なのがキャビネ・ド・レクチュール(Cabinet de lecture)。一方、キャビネ・ド・ルエ(Cabinet de louer)と呼ばれる方は読書スペースは設けずに本を貸し出すだけの機能的なものだったそうです。

キャビネ・ド・レクチュールが飛躍的に発展したのはフランス革命以降なので、
今回のお話では街の本好きのおいちゃんが趣味の延長でやってるような店を想定して描きました。

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この店常連のルソー公はわりと重傷の読書家で、
家にはもはや本の置き場がないので気になる本は貸本屋で読み漁り
気に入った本だけ購入するスタンス…という地味な設定もあったり(笑

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今回単行本発売もあって表紙にカットを載せて頂きました。水着リコの谷間がまぶしい!
単行本発売までもうすぐ!どうぞよろしくお願いしますー

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