まんがタイムスペシャル7月号、本日発売です。
歴史4コマ『踊る！アントワネットさま』38話白黒8P掲載されています。
ヴァレンヌ事件から1年、バスティーユ陥落から3年が経過した1792年。
フランス政府は革命に反対し干渉するオーストリアに対し4月20日に宣戦布告、
フランスは国内の情勢も不安定なままに対外戦争へと突入します。
戦争や経済危機の影響は市民達の生活を圧迫し、
彼らの怒りの矛先は政府、そして国王達へと向かう。
王達の身を案じるマリーは友人であるロベスピエールに相談するが…
という感じの内容になります。
せっかくなので今回のハイライトシーンちょろっと。
マリーに厳しい展開で描いてて心苦しかったです…
今回のメインとなる8月10日事件が民衆の武装蜂起のため、
内容の方もいつもより更に殺伐としています…；
が、やっぱり革命期における武力衝突はアントワネットや18世紀フランスを描く上で外せない出来事で、ずっと描きたいと思っていた部分でもあるので、自分の意向を汲んで下さる担当様や読んで下さっている読者様には本当に感謝に堪えません。
あともう少し、お付き合い頂ければ嬉しいです。
今回の参考資料
『ルイ十六世幽囚記』クレリー著, 吉田 春美 訳 福武書店
『ロベスピエール』マルク・ブゥロワゾォ著, 遅塚 忠躬 訳 白泉社/文庫クセジュ
『フランス革命―歴史における劇薬』遅塚 忠躬 著 岩波ジュニア新書
『フランス革命の代償』ルネ・セディヨ著, 山崎 耕一 訳 草思社
『ルイ十六世 下』 ジャン=クリスチャン プティフィス著 中央公論新社
『ルイ16世(ガリマール新評伝シリーズ) 』ベルナール ヴァンサン著, 神田 順子 訳 祥伝社
『西洋美術研究〈No.6〉特集 イコノクラスム』西洋美術研究編集委員会 編集
映画
『ラ・マルセイエーズ』（1938）ジャン・ルノワール監督
wikipedia ラ・マルセイエーズ