第二回旅チケットの感想と同人イベントでの感染症対策についてのメモ

第二回旅チケットの感想と同人イベントでの感染症対策についてのメモ

仕事でばたばたしていたため、イベント終了してから結構間が空いてしまいましたが7/4の第二回旅チケットに参加された方々、お疲れ様でした。

自分にとってはコロナ禍での初の同人イベント参加…ということで、イベントを振り返って備忘録的に当日の様子や対策などをメモしておきます。

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イベントにおける感染症対策

まず、イベントの開催にあたって感染症対策のため主催側からイベント参加者全員へのレギュレーションが事前に提示されていました。詳細は下のページを参照してください。

http://tabiticket.sblo.jp/article/185064010.html

・参加者全員はマスクの着用必須

・入場時には手のアルコール消毒、および検温の実施

・一部のスタッフさんはフェイスシールド着用で対応

・サークル参加者の上限は1SPに対して一人まで

・窓を開けての換気

・一般入場者が一定数を超えた場合は入場制限を行う(これは一定数を超えなかったため実施されなかったようです)

実際、当日は上記のような対策がしっかり行われていました。イベントが開催された7月頭は陽性者の数が急に増え、東京では100人を超え始めた頃だったため、主催側、サークル、一般、全ての参加者が感染症対策をかなり意識して行なっていたように感じました。

今回のイベントは綿商会館の5、6階の2フロアに分かれての開催だったため人もちょうどいい感じにばらけて、会場内で人が密になることはなかったと思います。

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サークルで行なった対策など

自分のサークルではイベント全体の対策に加えて、以下のような事を行いました。

・金銭の受け渡しはコイントレーで行う

・立ち読み用見本誌は設置しない

本の中身はQRコードを読み取ってオンラインで確認してもらうか、数ページ抜粋してプリントしたサンプルを見てもらう形にしました。

この写真の左側に立てかけてある3枚がサンプルです。メニュー表を入れるような100均の硬質カードケース(B4)に本文8ページ分を印刷したものを入れました。
そして誰かが触った後は、除菌用ウェットティッシュでその都度拭いて消毒…という方法をとりました。

ちなみに積んである本の一番上の一冊(帯がついているもの)はビニール袋に入れて開けないようにしてあります。(写真ではわかりにくいですが、「本日、立ち読み用の見本誌はありません」という注意書きを上に貼っています)

ただQRコードは一手間かかるせいか、今回のイベントでは利用する方は一人もいなかったです。

また、カードケースに入れたサンプルはB4サイズと大きいためにスペースでの置き場所に困ったり、見本誌に比べて見づらい、数ページのサンプルのみでは全体の内容がわかりづらいというデメリットもありました。(旅行記本なので「中に写真などは載っていますか?」と質問された方もいました。その場合は、自分が本をパラパラとめくって見せてこんな感じの本です、と確認してもらいました)今後改善していきたいです。

今回は売り子さんが不在だったため頒布する方に徹したので、他のサークルさんのスペースはあまり確認できなかったのですが、コイントレーやアルコールジェル、ティッシュを用意したり、見本誌にビニールカバーをかけてこまめに除菌ティッシュで拭くなど、様々な対策をとっていたように思います。

会話もなるべく控えた方がいいのかな…と思いつつも、せっかくのイベントなので少し抑えめの声で足を運んでくださった方々と色々お話させていただきました。本の感想や旅のお話しをしてくださった方々、本当にありがとうございます。旅行記だけではなく『モネのキッチン』や『前略、パリは甘くて苦いです。』の感想を丁寧に伝えてくださった方もいらっしゃって、とても嬉しかったです。

ただ、旅の話で盛り上がっても、やはり最後は「旅行、しばらくは我慢ですね…」というため息混じりのつぶやきになってしまうのが、なんとも切なかったです。

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旅チケットの感想

こちらは今回のイベントのカタログとサークルチケット。カタログはパスポート風、サークルチケットは航空券風とイベントのテーマに合わせた旅愛あふれるデザイン。イベント自体もアットホームでとても楽しかったです。

今年は参加予定だった5月のコミケもコミティアも中止になって寂しかったので、久々に同人イベント参加できて嬉しかったです。主催の方々や参加されたみなさん、本当にお疲れ様でした。

第三回旅チケットは2021年3月13日(土) 東京にて開催予定だそうです。その時には今よりもう少し感染拡大も落ち着いて、全ての参加者が安心してイベントを楽しめる状況になっていることを願ってやみません。

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今後の同人イベントについて

今回のイベントに参加して実感したのが、事前に感染対策を考えて用意するのに結構手間がかかるということ。いつものイベント準備に加えてQRコード付きのおしながきや本文サンプルなど新しく用意するものや、コイントレー、除菌用ウェットティッシュなど購入するものがちょこちょこありました。

また、対策はこれで十分なのか…とイベントまで悩むこともしばしば。フェイスシールドも必要かな…とわりと直前まで悩みましたが、そこまで長時間対面で話すこともないだろうと、今回は用意しませんでした。

現状では様々な事情で落ち着くまでイベント参加を控える方もいらっしゃると思います。自分はできる範囲で同人文化、そして同人イベントを応援したいと思っているので、新刊作って、感染症対策をしつつ9月や11月のコミティアなどにも参加していくつもりです。(体調不良や仕事などの状況により欠席する場合もあるかもしれませんが…)

もちろん、書き手としてイベントに参加すること、同人誌を作ることだけが同人文化、同人イベントに対する応援ではありません。コミティアではクラウドファンディングを活用した支援呼び掛けを予定しているので、そちらでサポートしたり、収束後のイベントに備えて原稿を書き溜めたり、Webで公開してあとで本にしたり、同人誌を印刷してエアイベントや通販で頒布する、そして購入するなど、今は様々な方法があります。

この状況でもそれぞれが無理のない範囲で同人活動を楽しんで、続けること。それが同人文化や同人イベントへの一番の応援だと思います。

長々とした雑文を読んでくださってありがとうございました。

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