【告知】印象派コラム&イラスト第二回 – カフェ・ゲルボワについて

【告知】印象派コラム&イラスト第二回 – カフェ・ゲルボワについて

アーティゾン美術館で2021/1/10まで開催中の石橋財団コレクション選「印象派―画家たちの友情物語」展。そのスペシャルサイトで「印象派の画家たちの友情を育んだ出会い、交流の場」をテーマに書いた印象派コラム&イラストの第二回目が公開されました。
よろしければサイトにてご一読ください👇

第二回目は画家エドゥアール・マネを中心に、印象派の画家たちや数多くの文化人が集まったカフェについて。

どのような場所であったかの説明はコラム内でしているので、ここでは2019年9月にパリに滞在した時に、カフェ・ゲルボワがあった場所に行った時の写真を載せますね。

カフェ・ゲルボワがあった場所、バティニョール大通り11番地(現在のクリシー通り9番地)は建物も新しくなっていて、かつてカフェがあった場所にはメンズファッションのお店が入っています。

入り口前はこんな感じ。

カフェがあった頃の面影は残っていませんが、入り口の脇に「Histoire de Paris」というパリ各所のモニュメントの歴史が記されている案内板が設置されていて、カフェ・ゲルボワについての説明が読めます。

隣のクリシー通り11番地の建物にはマネが筆や絵の具などの画材を購入していた画材店がありました。 絵の具商人(Marchand de couleurs)のヘネキン(Hennequin)氏の店です。

こちらも店舗部分はすでに画材屋ではなくスポーツ用品店になっています。(画材店は2010年末で閉業し、新しいオーナーが入ったようです)ただ建物は当時のままで、2階の窓を囲むようにパレットや筆、「1830年に設立された家」という文面のモザイクが残っています。

カフェ・ゲルボワがあったバティニョール界隈はマネの家やバジールのアトリエ、また、ムーラン・ルージュなどで有名なモンマルトルも近くにあり19世紀のフランス美術好きにはたまらない場所です。
パリ滞在の時にカメラ片手に1日かけて散歩しましたが、行きたい場所がありすぎて、時間が足りず行けていない場所も色々残ってます(モネの師匠ブーダンやユトリロのお墓があるサン=ヴァンサン墓地とか)次行った時はその辺りを巡ってゆっくり散歩したいなあ。

「印象派―画家たちの友情物語」展の印象派イラスト&コラム第三回は11/26(金)公開予定です。
次回も読んでいただけたら幸いです。

にしうら染 2021.11.05

※記事中の写真の転載や加工、二次利用は禁止しています。

記事執筆にあたって、画材店の部分は以下のサイトの情報を参考にしました。
http://www.peter-pho2.com/2011/01/beginning-of-impressionism.html
http://parismyope.blogspot.com/2020/06/les-saturnins.html

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